いわて駐在研究日誌

OpenCAE、電子工作、R/C等、徒然なるままに

某案件。

財源は税金や国債なんだろうが、R3補正予算の某案件申請書をまとめている。1/26〆切です。
なんと1月末に審査、実施完了R4.3までという実施期間の短さである。
さすがにR4繰り越し実施を見越した対応する旨がQ&Aに書いてあったが、こういうのは結局お金の無駄遣いに繋がりやすいので良くないと思う。

20211206 oversetmeshの使い方

いまいちわかっていないので調査。

基本的な流れは以下の通りかな。

  1. ベースメッシュ作成
  2. oversetメッシュ作成(ベースメッシュの補間に使われる外側BCは境界typeを"overset")
  3. 0/zoneIDファイルを作成(topoSetでセルセット作成→setFieldsでzoneIDファイルを作成)
  4. constant以下、system以下の設定ファイルを追記(overset用に追記事項があるため)

 

20211203 optunaで並列実行のつづき

optunaのプロセス並列化で、OpenFOAMとの連携にちょっと課題が(わかってないだけと思うが)。ローカルのマルチコア環境でプロセス並列の場合、OFの実行ケースもそのプロセス数だけ用意しないといけなさそうだ。
ケースフォルダ名を自動的にプロセスIDと連動させるようにするとか必要かもしれない。




20211202 雪が降りました。

やってみた・調べた案件はQiitaに書くことにして、こちらは日々の雑談的日記を夕方にでも書くことにする。

岩手県南にも朝から雪が舞い、師走モード全開といったところ。

試験期間間近のため、某科目の問題作成と発注業務を終え、午後の3コマ目は久しぶりにoptunaのテストを実施して、ローカルに並列最適化するところまでできた。

参考記事:

ohke.hateblo.jp


開発は5900XのWSL2でやってるが5950Xマシンでやってみるか。
SG大の計算サーバ借りたいですな。

OpenFOAMで磁界解析

 先日に引き続き、とある研究ネタ(?)の仕込み用に電磁界解析をやる必要があり、オープンソースな解析ソフトについて、いろいろ調べてみた。2次元解析に限れば、オープンソースでないものであれば有限要素法ベースのSATEとかあるし、オープンソースであればfemmなどが公開されており、自由に使えるようだ。ちょっと使ってみたが、正直な所、とっつきにくい。昔のいわゆる「研究室内製ソフトウェアにGUIつけてみました」といった感じである。

 そういえばOFにもあったよなーということで、今回は、OF(-dev)にある電磁界解析について調査してみた。

 

1.OF-devのソルバー

solvers/electromagneticsを確認したところ、以下の3つが存在

  • electrostaticFoam: 静電界ソルバー
  • magneticFoam:静磁界ソルバー(永久磁石による磁界解析)

  • mhdFoam:磁性流体ソルバー( incompressible, laminar flow of a conducting fluid under the influence of a magnetic field.)

自分の用途としてはまずは静磁界解析ができれば良いので、magneticFoamのチュートリアルをみた所、なぜか存在せず、以下のCFD onlineのスレッドで公開されてたチュートリアルを実行してみる。

magneticFoam -- CFD Online Discussion Forums

 1)ダウンロード+展開

wget https://www.cfd-online.com/Forums/attachments/openfoam/10560d1324730520-magneticfoam-magsandbox.tar.gz

mv 10560d1324730520-magneticfoam-magsandbox.tar.gz magsandbox.tar.gz

tar zxvf magsandbox.tar.gz

cd magsandbox

 2)実行

./Allrun →ポテンシャルΨ、B、Hの計算