いまいち安定して計算できなかったMPSのプログラムだが、
- 粒子速度に合わせてCFL条件をきちんと守る可変タイムステップ導入(CFL<0.2ぐらい?)
- Divergence-free形式を用いる圧力ソース項にする振動対策(+粒子衝突対策など)
- 自由表面粒子の選択アルゴリズム(オリジナルの粒子密度nを使うのではなく粒子数を使う)
という対策で安定して計算できることになった。
やれやれ、先週からかなり悩んだので一安心かな。
MPSはいろいろ計算パラメータ(物理現象に関わるものではなくて、安定に計算するためのパラメータ)のチューニングが大変で、
ここらへんのノウハウは、やはりインターネットの論文や教科書だけからは独学でつかみにくい所がある
(CFD分野は、そんな部分が多いけど)。
越塚先生や後藤先生は特許を出しているようだし、新規参入は難しいのかなぁ。
次は、伝熱と相変化(融解・凝固、蒸発・凝縮)に取り組む予定。